2015年の予測、答え合わせ ― あれから10年
2015年の予測、答え合わせ ― あれから10年、未来はどうなった?
2015年、当教室はこのサイトで2つの”未来予測”を紹介しました。あれから約10年。その予測は当たったのか? 2026年のいま、答え合わせをしてみます。
2015年の予測①「子どもの65%は、今は存在しない職業に就く」
答え合わせ:半分アタリ、半分ハズレ。
- ✅ 新しい仕事は本当に生まれました。例:動画クリエイター/データサイエンティスト(大量のデータを分析して、役立つ発見やビジネスのヒントを導き出す仕事)/2023年以降はプロンプトエンジニア(AIにうまく指示=プロンプトを出して、望む答えを引き出す仕事)など
- ⚠️ ただし「65%」という数字自体は、当時から明確な根拠が乏しいものでした
- 💡 大事なのは数字より”変化の速さ”。ChatGPTの登場はわずか数年前。仕事の風景が一気に変わりました
👀 しかも、こうした”新しい仕事”の中には、早くも減りはじめているものもあります。たとえば「プロンプトエンジニア」はAIが賢くなって細かい指示が要らなくなり、「動画クリエイター」や「データサイエンティスト」もAIが作業の多くをこなせるようになって、いずれも役割や必要な人数が縮小しつつあります。生まれて、活躍して、また変わる——そのサイクルがどんどん速くなっているのが今の時代です。
モノやサービスでも、同じことが。
Clubhouse(音声SNS・一大ブーム後に下火)/ ハンドスピナー(2017年に大流行→すぐに下火)/ メタバース(META)(Facebookが社名をMetaに変えるほど注力→生成AIの登場で下火)
新しく生まれるだけでなく、消えるのも速い。だから「特定の流行に賭ける」より、何が来ても対応できる力が大切なのです。
2015年の予測②「日本の仕事の49%がAIに代替される」
(野村総研×オックスフォード大学, 2015 / 2015年の元記事はこちら)
答え合わせ:予想の”外れ方”が面白い結果に。
- 当時「代替されやすい」とされた仕事:一般事務、銀行窓口、レジ、データ入力、警備員、タクシー運転手、工場の組立・検査…(定型的な仕事)→ これらは実際に、機械化・自動化により減少傾向にあります
- 当時「安全」とされた仕事:医師・教員・保育士…そしてデザイナー・イラストレーター・作曲家・ライターなどの創造的な仕事
🔥 ここが最大の番狂わせ ― 時代は、予想よりずっと速く進んだ。
「創造的な仕事は当分安全」とされていました。ところが現実の進みは予想をはるかに上回ったのです。2023年以降の生成AIは、絵・音楽・文章・イラストまで一気に作れるようになり、”まだ先”のはずだった未来があっという間に現実になりました。“安全地帯”とされた創造職にこそ、AIは誰よりも早く到達したのです。
そんな変化の激しい時代でも、ひとつ確かなことがあります。いま特に注目されているのは「AIアドバイザー」のような、AIを”使いこなす側”を助ける仕事。AIに使われるのではなく、AIを味方につけて活躍する——それが、これからの時代に求められる力です。
だから、いま子どもに必要な力
10年の答え合わせが教えてくれたのは、シンプルな事実です。
「どんな仕事が来るかを当てる」より、「変化に対応し、自分で創り出す力」を育てること。
プログラミングは、その”創る力・考える力・学び続ける力”を育てる最高の入り口です。AIをこわがるのではなく、AIを使いこなす側へ。キッズワークスは、そんな子どもたちを応援します。
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※本記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。AIの進化はとても速いので、数か月後にはまた景色が変わっているかもしれません。——それこそが、この記事の一番のメッセージです。